The 53rd Annual Meeting of the Japan Shoulder Society

53日本関節学会学術集会

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ご挨拶|第53回日本肩関節学会学術集会

第53回日本肩関節学術集会
会長北村歳男
熊本整形外科病院 副院長

このたび 第53回日本肩関節学会学術集会2026年10月30日(金)・31日(土) の2日間、熊本城ホール にて開催させていただきます。

秋の深まりを感じる季節、熊本の地で皆さまをお迎えできますことを、心より楽しみにしております。

学会の伝統と歩み

日本肩関節学会学術集会は、世界で最も長い歴史を有する肩関節研究の学会です。 その伝統と責任の重さを全身に感じながら、鋭意準備を進めております。

本学会は50年以上にわたり、数多くの研究成果が発表・議論され、知識が継承されてきました。 社会的にも信頼度の高い学会として、着実な発展を遂げております。

近年の演題数や参加者数の増加は、日本における肩の科学的知識が広く普及し、本学術集会が成長し続けている証と捉えております。

学びと交流の場として

この発展の背景には、先達の先生方が築かれた「仲間との討論が楽しい」 という学会の原点があると感じております。その思いを受け継ぎ、今回の学術集会も “楽しく討論し、共に学び合う場” として準備を進めてまいります。

また、若い医師の先生方をはじめ、理学療法士・作業療法士・看護師など多職種の皆さまにも、熊本での学術集会を通じて肩関節外科の魅力を感じていただきたいと願っております。

この集いが、肩関節治療と科学の未来をより明るく照らす場となることを強く期待しています。

テーマ:『進化と挑戦』

本学術集会の公式テーマは 『進化と挑戦』 です。

このテーマには、技術革新や診療・研究の進展に応じて「進化」すること、そして新たな方法や知見へ「挑戦」する姿勢を絶えず保つこと、という二つの意味を込めております。

特に近年はAIの発展をはじめとする急速な技術進展が医学分野にも大きな影響を与えており、AI・ロボティクス・再建/再生医療・画像診断などの最先端領域を議論することは、本テーマが想定する「進化」と「挑戦」の重要な具体例です。

熊本の地では、こうした最先端の知見と日常診療が交差する議論を行い、今後の方向性を多職種で共有したいと考えております。 同時に高齢化社会という大きな課題にも向き合い、現場に即した実践的な解決策を共に考えていきたいと思います。

感謝と結びに

グローバル化が進む中で、日本独自の研究がさらに発展し続けるよう、多くの海外の先生方を招聘し、国際的な視点からの討論と検討を重ねることで、本学術集会の成功に向けて一層努力してまいります。

また、学会の趣旨にご賛同いただき、経済的・技術的なご支援を賜っております企業の皆さまに、深く感謝申し上げます。

熊本の地で皆さまとお会いできますことを、心より楽しみにしております。

ご挨拶|第23回日本肩の運動機能研究会

第53回日本肩の運動機能研究会
会長菊川憲志
地域医療機能推進機構熊本総合病院 診療部長・整形外科部長

この度、第23回日本肩の運動機能研究会を2026年10月30日(金)・31日(土)に熊本城ホールにて第53回日本肩関節学会学術集会と併催させていただくことになりました。本研究会は理学療法士・作業療法士の先生方を中心に肩関節外科医、トレーナー、看護師など肩関節領域の診療に携わる方々が、肩関節運動機能障害の病態解明や最新の治療・リハビリテーション手技に関する知見を共有する場として発展してきました。

肩関節領域におけるリハビリテーションはいわゆる「手術後のリハビリ」だけではありません。例えば、投球障害肩では手術に至るケースは少なく、全身評価の後はセラピストが主体となって治療しています。凍結肩は古くからあり研究が進んでいるにも関わらず、いまだすべての病態がはっきりしているとは言えません。また、整形外科領域における手術は骨・関節を修復・再建することが多い中で、腱板修復術のような軟部組織修復を意識した術後管理は非常に重要です。本研究会ではこれまで多くの先人たちの絶え間ない努力により得られた経験や知見が発表・議論され、エビデンスが集積されてきました。今後も引き続き研究会での議論を通じて、肩関節障害に苦しむ患者さんのQOL(Quality of Life)向上に貢献、次世代のメディカルスタッフの育成、さらなる肩関節医療の発展を進めていく必要があります。

本研究会のテーマも、第53回日本肩関節学会学術集会同様、「進化と挑戦」です。これまで知見が集積された領域のさらなる進化・発展、肩リハビリテーション分野における未解決領域に対する挑戦を目的として質の高い研究会を目指していきます。わずか2日間ではありますが、「面白かった」「勉強になった」と言っていただくような研究会を目指し、多くの方々に興味持っていただけるような様々なプログラムを鋭意準備中です。地球温暖化の影響からか、近年夏の暑さが厳しくかつ長きに渡ることが多くなりましたが、さすがに10月末の熊本は涼しさを感じられます。全国より多数の皆様のご来熊をお待ち申し上げます。

開催会場

熊本城ホール
〒860-0805
熊本県熊本市中央区桜町3-40

開催事務局

熊本整形外科病院
〒862-0975
熊本市中央区新屋敷1-17-1

運営事務局

株式会社コンベンション
サポート九州内
〒862-0975
熊本市中央区新屋敷
1-14-35-7F-F
TEL:096-373-9188
FAX:096-373-9191
E-mail:53jss@higo.co.jp

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